@取材日記 第10回赤羽セミナー③ 「楽しく生きるために!」資産運用セミナー
2024年10月19日に赤羽会館で開催された「第10回 赤羽セミナー&無料個別相談会」(主催:赤羽セミナー実行委員会)では、「楽しくいきるために!」と題した資産運用セミナーが開催され、講師として城北信用近郊営業店統括部パーソナルコンサルティンググループ主任 石井彩織さんが登壇されました。
石井さんは、NISA(少額投資非課税制度)について、つみたて投資と成長投資枠の違い、投資信託や株式などの活用方法について話し、自分にあった投資方法を検討するヒントとして、それぞれのメリットとデメリットについて教えてくださいました。
銀行口座を作る時の金融機関の選び方
金融機関でサポートや手数料などが大きく変わることをごぞんじでしょうか。
中でもインターネット取引と対面取引では、それぞれメリットとデメリットがあります。インターネット取引は担当者がつかないため、情報収集などある程度自分で行わなくてはなりませんが、手数料が少なく、より幅広い選択肢で取引をすることができます。
対面取引の場合は担当者がつきますが、その分手数料がかかるのと、取引の選択肢がネットに比べると少なくなります。
投資の初心者の場合は、対面取引をお勧めすると石井さんは話していました。
資産運用に正解やお勧めはなく、自身の意向に沿って投資を行うものです。
また、当面使う予定のないお金でのみ行うもので、誰かと競い合うものではありません。
投資を始めるにあたり、何を選べばいいかわからない場合は、近くの金融機関へ相談に行きましょう。
NISA(小額投資非課税制度)
NISAとは、『個人の資産形成を応援する国の税制優遇制度』です。
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資した場合、これらを売却して得た利益や受取った配当に対して20.315%の税金がかかりますが、NISAを利用することで利益への課税が免除されます。
NISA制度のポイント
①ずっと非課税で運用できる
投資できる期間、保有できる期間に制限がなく無期限のため、ずっと非課税で運用できます。
②2つの非課税投資枠が併用可能
「つみたて投資枠」「成長投資枠」の併用が可能です。また、年間投資上限額は合計で360万円です。
③非課税保有限度額の拡大
1人当たりの投資枠は1,800万円です。そのうち成長投資枠は1,200万円。1,800万円すべてをつみたて投資枠で利用することも可能です。
NISAの活用方法
①つみたて投資枠
長期の積立分散投資を目的としているため、対象商品もそれに適した一定の投資信託が対象です。
長い時間をかけて安定的に運用を行いたい方・コツコツ貯蓄したい方にお勧めです。
②成長投資枠
つみたて投資枠と比較して幅広い商品が対象です。
より目的やニーズに合わせた商品選択が可能で、まとまった資金を元に運用したい方などにおすすめです。
NISAを始めたという参加者から、何を買えばいいのかわからないため、人気の高い商品に投資をしているが、商品を選ぶポイントがあれば教えて欲しいと質問がありました。
石井さんは、「人気の高さというよりかは自分がどのような投資運用を行いたいのかを考えてから商品を選んでください。まず資産のうちどのくらいを投資するのかを決めて、リスクがどのくらい取れるのかを決めてください」と回答していました。