@取材日記 第10回赤羽セミナー⑤ セカンドライフのもしもに備えよう 介護支援セミナー
2024年10月19日に赤羽会館で開催された「第10回 赤羽セミナー&無料個別相談会」(主催:赤羽セミナー実行委員会)では、「セカンドライフのもしもに備えよう」と題し介護支援セミナーが開催され、赤羽高齢者あんしんセンター社会福祉士 藤井恭子さんの講演と、地域の専門家によるパネルディスカッションが行われました。
終活のなかで準備する人も多くなったエンディングノートには、自分の判断能力が低下する前に、基本情報やかかりつけ医、葬儀や遺言書など自分に関する内容や死亡したときの希望を書いておく欄があります。
実際に、赤羽あんしんセンターでは「マイエンディングノート」を使って、利用者と利用者家族とコミュニケーションを取っており、好評だそうです。
エンディングノートは高齢者だけでなく、その家族にとっても財産や葬儀等について確認するために、一緒に書いていくとよいとアドバイスがありました。
財産は、ご本人が亡くなった後では、話しづらく、トラブルの元になりがちです。
ご本人が生きている間に、家族で話し合っておく方がよいとお話されていました。
エンディングノートは、遠くにいる親などにも送ることができるので、便利だと思います。
パネルディスカッション
ー登壇者ー
ファシリテーター:
税理士法人西川会計 西川豪康氏
パネラー:
赤羽法律事務所 氏家義博氏
赤羽高齢者あんしんセンター 藤井恭子氏
税理士法人西川会計 小林仁氏
宗教法人正光寺 高橋寿光氏
有限会社伊勢屋葬祭店 諏訪晃嗣氏
セカンドライフの備え
施設は体が不自由な人が入所するイメージを持たれますが、元気な方でもライフステージに応じて入所される方は多いそうです。
完全に意思能力を失うと、法的な手続きができなくなるため、事前に家族一緒に相談し、必要に応じて弁護士などの専門家につなぎ、後見人制度など具体的に対応を進めることが重要だと藤井氏が話しました。
お墓の話
お墓は、残された人たちに対して、守り本尊としての役割を果たすためのものです。
亡くなる自分は、残される人たちのために、お参りする環境を整えておく責務がありますと高橋住職が話されていました。