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これからの人生を快適に過ごすための「賢いお金との付き合い方」
こんにちは!WebマガジンRanRun編集部のランです。
この度、「赤羽くらしのQ&A」の特派員として、「くらしに役立つ情報」をレポートすることになりました。どうぞよろしくお願いします!
厚生労働省が2022年7月に発表した令和3年度における国民の平均寿命https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life21/dl/life18-02.pdfが、男 81.47歳、女87.57歳だったのですが、実はこの数字、前年よりも少し縮まっているってご存じですか? 厚生労働省のHPによると、老衰や新型コロナウイルス感染症などの死亡率が平均寿命を縮めてしまったようです。
音楽が流れ、昼呑みの店が並び、赤羽の街も少しずつ活気が戻りつつありますが、以前のような生活に戻ることは難しく、自分に合った新しい生活スタイルをみつけていくことになります。
皆さんは、 収入に変化はありませんでしたか? 体調に変化はありませんでしたか? 物価は上がる一方で、生活費の見直しも必要な状況。 QOL(くらしの質)を落とさずに、自分にとって快適な生活を手に入れる方法を一緒に考えませんか? |
2022年9月10日に赤羽会館で開催された「第8回 赤羽セミナー&無料個別相談会」(主催:赤羽セミナー実行委員会)に参加してきました。
赤羽セミナーは、地元の専門家たちが、皆さんの暮らしや身の回りの悩みごとの相談にのり、解決のお手伝いをするという会です。
年配のご夫婦、子育てど真ん中のファミリー、学生さん、幅広い年齢層の方々が参加されていました。
セミナー前半は、子育て世代を対象にした内容を中心に、FP事務所アイプランニング代表 飯村久美先生「子供を持ったら知っておきたいお金の話」、城北信用金庫 ソリューション事業部 ファイナンシャル・プランナー 吉川一弘先生「ここで差がつく教育資金」とライフデザインを考えた「お金」についての講演でした。
貯金のコツを教えてください!―――
早速、講演を終えられた飯村先生に直撃インタビュー。
飯村先生は、テレビにもご出演されているFPさんです。ニコニコと笑顔でお話ししてくださいました。
飯村久美先生
― 飯村先生、貯金が苦手な人のために、コツがあったら教えてください ―
●飯村先生
先取貯金という簡単な方法がありますよ。名前の通り、収入があった時点で、予め決めておいた金額を貯金に回す方法です。
好きなだけ使って、余った分を貯金に回そうという考えでは貯金は増えません。
― 具体的には、どのようにすればよいですか? ―
●飯村先生
お給料が入ったら一度全部現金で引き出して、食費、光熱費、住居費、交通費、お小遣いなどと費目ごとに予算を決めて、現金を仕訳けてみてください。そうすると、月にいくらくらい貯金に回せそうか予想がつきますね。
使いすぎ対策にもなるので、おススメの方法です。
次からは、最初にその金額を引き出し、貯金に回します。
「先取貯金」専用の銀行口座を作っておいて、直ぐに入金するとよいですよ。
― なるほど、それならできそうな気がします ―
●飯村先生
今の時代はクレジットカードや電子決済などが普及して、「現金の重み」を忘れがちになっています。貯金が苦手だなって思う方は。お給料が入ったら一度、全部現金にしてその重みを感じてみてください。
― 継続して貯金するためにモチベーションを上げる方法とかはありますか? ―
●飯村先生
講演の中でもご紹介しましたが、ライフバランス夢シートをご案内しています。
具体的に、いつまでにいくら必要なのかを明確にすることができるので、貯金のモチベーションになりますよ。
― 飯村先生、素敵なアドバイスありがとうございました。 ―
老後の資金ってどのくらい貯めておけばよいですか?―――
続いて、講演を終えられた城北信用金庫の吉川先生にインタビューさせていただきました。
●吉川先生
結論から言うと、金額は人それぞれです。その人がどのような生活をしたいかによって、必要なお金は違います。だからいくら必要かは自分で決めなければなりません。
もしあなたの考える「ゆとりある生活」が、ある一定のお金も必要と考えるのであれば、自分のライフプランの中で、将来予想される収支を算出し、その中で「〇年後に、このくらいの貯金があれば自分の思い描くゆとりある生活ができる」という金額を出して、その年齢でその金額を準備できるように計画的に貯蓄していきます。
吉川一弘先生
― たしかに、人によって想像する「豊かな生活」のスタイルは違いますね。それでは、貯蓄の方法について、アドバイスをいただけますか? ―
●吉川先生
貯蓄する期間が長ければ毎月貯蓄に回す金額も少なくてすみますし、運用の効果も上がってくると思われますので、なるべく早くから取り組むことが好ましいでしょう。
どのような金融商品を選ぶかの考え方ですが、例えば今、目の前に100万円の札束があったとします。
その100万円が持つ性格は人によって違います。そのお金の使う目的(性格)に合った商品を選ぶことが大切です。
その100万円が、日常の生活費や病気・ケガなど、いざという時に使うお金であれば、通預金・通常貯金・MRF(マネー・リザーブ・ファンド)などの「流動性の高い商品」を選びます。
旅行・レジャーや自宅のリフォームなど少し先に使うお金であれば、普通預金・定期預金・定額貯金・個人向け国債などの「安全性の高い商品」を選びます。
当面は使う予定のないお金で余裕のあるお金であれば、投資信託、株式、外貨預金などの収益性の高い(リスクも大きい)商品を選んでもよいでしょう。
なるほど、「このお金は何に使うお金か」目的を明確にしておくことが大切なのですね。
老後に不安を感じるのではなく、「どのような人生を生きたいか」自分の老後の生活像を自分で描き、そのために必要な金額を予想して貯蓄していくということ。
なんだか将来に向けてポジティブにお金と向き合うことを学んだ気がします。
吉川先生、ありがとうございました。
初回レポートは、「賢いお金との付き合い方」として貯金や貯蓄についてファイナンシャル・プランナーの専門家にインタビューさせていただきました。
人生は予期せぬトラブルが起きるもの―――
人は生きていれば、常に順風満帆に生活できるというものではありません。
病気やケガ、失業、介護などなど、予期せぬトラブルが起きるものです。
備えあれば患いなしとはいいますが、どんな備えをしておけばよいのでしょう。
突然のできごとで、何からどう対処すればよいのか、わからないことだらけの状況に遭遇するかもしれません。
必用なのは、正しい知識と情報を持っておくことです。
「何をしたらいいの?」「誰に相談すればいいの?」
ちょっとした悩みごとでも、こんな時はどうしたらいい?の困りごとでも、皆さんに代わって、ランちゃんが地域の専門家に突撃インタビューしてきます!
皆さんの困りごとをお寄せください。
一緒に快適な人生を手にしていきましょう。
ー 協力 ー FP事務所アイプランニング 代表 飯村 久美 先生 城北信用金庫ソリューション事業部 吉川 一弘 先生 |