① 受給

戻る

Q1.  「年金の繰下げ受給」について、詳しく教えてください。

写真:年金手帳

 A 

現行の法律では老齢年金の受給開始年齢は65歳ですが、これを本人の希望で早く受給したり(繰上げ)、逆に遅く受給したり(繰下げ)することができます。60歳から受け取り可能なので、早く受給することで早く生活資金が手に入るということや、受給できる年数が増えるという当然のメリットがあります。

一方で、遅く受給することにもメリットがあります。年金受給を65歳から1ヶ月遅らせると0.7%年金額が増え、増加された年金を亡くなるまで受け取ることになります。貰えるものを貰わないということですので別のデメリットが生まれる可能性はありますが、長い目で見ると繰下げには大きなメリットがあります。

(回答者:社会保険労務士法人 らいふ社労士事務所 福島 継志さん


Q2.  夫が厚生年金に加入している専業主婦です。年金はどれくらい貰えますか?

イラスト:年金窓口に行く夫婦

 A 

老齢年金の受給額はその人がどのような人生を送ってきたかで大きく異なります。就職をして社会保険に加入していた期間やその間の給与額、専業主婦になってからの期間など、様々な記録によって受給額が決定します。

そのような複雑な年金の仕組みですが、毎年お手元に届いている「ねんきん定期便」をご確認いただければ、年金受給額の目安が分かるようになっています。詳細な内容を確認したい場合は、最寄りの年金事務所でも確認することが可能です。

(回答者:社会保険労務士法人 らいふ社労士事務所 福島 継志さん


Q3.  離婚した場合、将来の年金受給額はどのようになりますか?

イラスト:離婚のイメージ

 A 

厚生年金に加入している方の配偶者が一定の収入要件を満たしている場合は扶養となり、年金保険料が掛かりません。但し、この配偶者の方は厚生年金に加入している扱い(第2号被保険者)ではなく、あくまで国民年金の記録が入るだけです(第3号被保険者)。よって、将来受け取れる年金額には大きな差が生まれます。そこで、離婚をした場合は婚姻中の記録に関して分割をする制度があります。

(回答者:社会保険労務士法人 らいふ社労士事務所 福島 継志さん



Q4.  将来いくらもらえるのか調べるには、どうしたら良いのでしょうか?(2024/5/23 30代女性)

イラスト:離婚のイメージ

 A 

「ねんきんネット」にご自身で登録することにより、いつでも最新の年金記録を

確認することができます。


ねんきんネットはこちら

https://www.nenkin.go.jp/n_net/



(回答者:社会保険労務士法人 らいふ社労士事務所 福島 継志さん